ひよこの無天

ひよこ飛ぶ空に限りはなく

AppleTVなにこの隠し良コンテンツ??? (『テッド・ラッソ』感想)

 

諸事の進捗が出ないことに苦しんでいます。

 

苦しんでいると、現実逃避がしたくなるんですね。プロセカ片手でやりまくったり、古に廃れたブラウザカード対戦ゲームをやってみたり、突然アマプラを開き出したり……。

 

でも違うんですよ。いや違わないんですけど。

なんか心が温まることを求めているんですけど、感動するアニメとか観てたら辛くなりもするじゃないですか。ふわ〜って観られて、なんかぽかぽかする、そんなものを我々は必要としてまして。

 

そんな中、アプリの誤タップによって、あれ? そういやAppleTVアクティベートされてるじゃん。ってことに気づきまして。

 

前だらっと観てた時に、へえ、スヌーピーのAppleTVオリジナルストーリーあるんだ〜とか、Dolby Atmos対応のイヤホン使ってる以上はこういう立体音響あるやつがいいよね〜って思っていたんですが、そういや『テッド・ラッソ 破天荒コーチがいく』なんてB級(?)っぽいタイトルのコメディもあったなぁ、と思い出しまして。

 

やることなくて暇だし観たんですよ。

 

 

び〜〜っくりした。

 

 

びっくりしてサイズと色変えちゃったけどほんとに衝撃すごかったもん。

なに? この……底抜けの明るさを具現化して2乗したような愛らしい存在……これくらいの年齢のおじさんにそんな感情抱いたこと数えるほどしかないよ。

 

主人公のテッドラッソ、サッカーのことマジで何にも知らないのに、なんか色々な思惑の下に強豪寄りの平凡チームで監督をやることになるんですが、まあ平凡なだけあって、チームメイトが荒れてる荒れてる。

小学生レベルのいじめだったり、すぐキレるキャプテンだったり、サッカーが上手いことをいいことに図に乗りまくってるエースだったり、無視される用具係だったり。よくサッカーやれてるな。

なんですけど! この問題児たちや裏で画策してる黒幕やらを性格の良さで破壊するぜ!!! ってやるわけです。コメディだからね。

 

テッドはアメリカ出身で、監督することになったチームはイギリスなこともあって色々ジョーク面でもすれ違いがあったりするんですが(さらに英語だから日本語では理解しにくい部分もあるけど、字幕版は訳がなかなか秀逸)、それでも相手の剣幕にビビらず包み込んで一緒に盛り上がっていこうぜ! みたいな、陽キャの究極系に達しているテッドが眩しいです。

さらに、テッドは信頼できる仲間、ビアード(無口な物知り、だがジョークへのノリは抜群)と一緒にイギリスに来ています。彼はサッカーのことを何一つ知らないテッドに代わり、戦術面でのサポートや細かな知識をテッドに伝授してあげているのですが、2人のやりとりがもうめちゃくちゃかわいいです。

 

思い出した好きなシーンを一つ紹介します。用具係の青年が、考案した一つの戦術を監督テッドとビアードに聞いてもらおうとするシーンです。

用具係「やっぱり大して良くない気がする……むしろダメに決まってる……もう見せるのも恥ずかしい」

テッド「悪いけど、自信がないヤツの声は聞き取りにくいんだ。だから、ひとつだけ聞くぞ。この案は、うまくいくと思うか?」

用具係「(小声で即答)思います」

テッド「お〜い! ばかでかい声を出すなよ!目の前にいるだろう」

ビアード「(声の大きさに驚いたそぶりで椅子から転げ落ちる)」

優しすぎる。2人とも愛のかたまりか?

このくだりはいつかやってみたいと思うほど感動しました。

 

なんにせよテッドとビアード、2人の前にはさまざまな艱難辛苦が立ちはだかるのですが、わちゃわちゃしながら切り抜けるのがカタルシスどころじゃなく気持ちが良いです。

さっきチームメンバーの悪口を言いましたが、まあ色々あってもみんなが根っこからの悪人ではない(きちんとバックボーンがある)ので、なんだかんだみんな好きになれます。ここも良いポイント。

 

 

何書いてるのかわからなくなりました。あまり考えず楽しめ、誰も傷つけないハートフルな笑いを求めている方、そしてAppleTVの無料トライアル資格を持っている方(各種機器購入で1年間見られるはず)は是非観てくださいね!

語彙力のなさが悔やまれますが、「テッド肩の力を抜き、笑い傷心を蓋う」って感じです。何を言っているかわからない? 感じてください。

 

以上! あぴよす!