ひよこの無天

ひよこ飛ぶ空に限りはなく

レザレクションズ観たよっていうメモ

THE MATRIX RESURRECTIONS』をようやく観てきましたよ、ということでね!

 

泡沫の夢のような内容でした。現実に溶け込みすぎて明日はもう忘れちゃってるかもなので、今急いで書き留めています。現実いま をね……。

ネタバレありです。

 

 

ざっくり感想

知っている入口、知っている展開。それを「知っている」ことを知っている登場人物。毎日はループの連続で、単調な日々の繰り返しがこれまでも、これからも続いていく。それを支配の手法として仮想現実で行っているのがマトリックス。変わらぬ日々を求め続けるシーピープル(羊のような人々)に求めるものを与え続け、自らの糧とする……。

OKOK、ここまではまだついていける。

 

パソコンの画面を見つめるネオ。「マトリックス」は最高の出来の三部作ゲームだったが、続編「マトリックス4」を作るように親会社のワーナー・ブラザーズから迫られている……最初何のドキュメンタリーかと思いました。

イデア出し、話し合い、合間にジムで運動、そして青カプセルを服薬。ゲーム開発会社で繰り広げられるごく普通の1日を繰り返し続けるなかで、以前の自分の記憶が深層意識にあり、セラピーを受ける甲斐なく狂気に至ろうとする。

かなりここで飛ばしにかかってると感じました。そもそもマトリックスをゲーム化してしまうのも陳腐だし、マトリックスに対する自分なりの定義を出させてしまう=結論づけてしまう、割り切らせてしまうのも、今この映画の身を切って行われている行為です。

 

ですが、ネオが邂逅した人間に赤いカプセルを受け取り、それを受け入れてからはとても早いものでした。元々が救世主をやっていた人間ですし身体が覚えているんですよね。でもトリニティーはどうだろう?今の状況に満足しているのではないか?

というところで懊悩するネオです。

 

最終的にはトリニティー自身が安らぎの時に埋もれていくことを拒み、ネオの側に立つわけですが、吹っ切れたあとはかなり奔放に活動していて、はたから見てもやっぱりこっちの方がいいよ! と思いましたね。元気が一番!

 

 

前提には旧三作知識が必要!

本作は「マトリックスシリーズ」が伝説的存在であり、前提としてその物語を皆が知っているものとして進んでいきます。

観ていないと始まりのシーンにおいて、いわば「知ってる天井だ……」が「知らない天井? だ……」になってしまうくらい差があります。

 

少なくとも、「マトリックス」においてネオは救世主であり、我々の生きる仮初の世界をコントロールできる随一の能力を持っていたためもてはやされていた、という程度の知識は必要そうでした。

そもそも「matrix」を知らないと、最初にゲームだって言われて提示された時に「そうなんだ……」としか思いませんからね。

 

 

 

総評:過去を懐かしむ映画

 

自分は興味深いよりの面白さを感じて好きでしたよ!

 

 

 

【おまけ】

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↑かわいい〜!

 

おわり