過去の神秘は未来の技術
ロストテクノロジーってよくないですか?
いや、ゼノブレイドとかゼルダとかやっての感想なんですけれど。当然のように受け入れてきた風景の中に自分たちでは解明できない叡智が詰まっている感じ、めちゃくちゃわくわくしませんか?
逆算的にもこうした作品が多く出ているということは、そこにロマンを感じる人は結構多いはずだということですよね。そこにある日常の中から非日常が生まれることが凄いのか、非日常の中で日常を送っていることに我々目線から羨ましさを覚えるのか。
このゲームの根底には未知の技術、すごい!があるんですよ。現実(ゲーム内)の世界も現実(ゲーム外)からすると相当進歩しているんですが、そうした世界に生きる彼らからも把握できない技術。そこにざっくりいうと「魅力」を感じている主人公たちは探究していく道を選ぶ。でもその過去の、現在を超えている技術には現実の我々の技術と近しいような物も存在する。進歩度矢印が三つ巴になってるわけですね。このことによって、自分たちの世界の技術の進展の先にはこのゲーム内にあるような理想郷も存在し得るのではないか、という夢を抱けるようになっていると思うのです。
同時にこれは我々の世界での希望でもあって、こうしたロストテクノロジー的な何かが気づかないまま「日常」の中に埋没している、その可能性は残され続けているはず……。という期待を持たせてくれる。その期待と希望とが「喪われた古代文明」というテーマの面白いところだと思ったり。
自分の立っている大地は、"ひとつじゃない"んですよね。
とりあえずゼノブレイドDEクリアしてきます。